山岳鍼灸

2025年より新たに導入しました山岳鍼灸は、登山やクライミング、トレイルランニングの活動に特化した施術です。
山岳エリアでの活動中、活動直後に現地や院内にて鍼灸の施術を行います。

山岳鍼灸を始めたきっかけ
 私自身、小学2年生より日本アルプスに毎年登り続けており、登山歴は20年以上になります。
鍼灸師の資格を取った後、山小屋にて自身や同行者に鍼灸施術を行なっていました。施術を行った翌日には、体の疲労感もなく万全の体調で登山を楽しむことができました。
この体験を登山やクライミング、トレイルランニングなどの山での活動を楽しむ皆様に味わっていただきたいという思いがあります。
 また、昨今のニュースでも報道されているように、山岳エリアでの遭難が増加していることがあげられます。遭難対策に鍼灸が役立てる方法があると考えました。

 一言で「遭難」といっても様々な原因があります。
・上級者によるバリエーションルートでの遭難
・過度な自信による遭難
・体力・技術・準備不足による遭難
・疲労が溜まった状態での下山中の遭難
・天候急変や日没等で起こる焦りによる遭難  など

上記に挙げた遭難の例は一部ですが、遭難の多くに共通する一因が「疲労」です。一般的に山岳エリアで活動される方の疲労を取り除くタイミングは下山後となります。
この「疲労」を山小屋・テント場にて取り除くことができれば、少しでも遭難が減少するのではないかと思い、山岳鍼灸を始めました。

山で疲労がたまりやすい要因
山での活動は日常生活では想像できない負荷が身体にかかります。
・日常生活では背負わない重量の荷物
・ゴツゴツした岩場や鎖場・梯子などの道
・天候の急変による身体への負荷
・長時間の活動
・2,000mを超える高度での活動(気温や気圧、酸素濃度の変化) など

これらの状況を加味した上で、山での活動ではご自身の体力、技術にあった行動計画が必要です。


〜協力者募集中〜※2025年8月1日現在
 ①北・中央・南アルプス、八ヶ岳エリアで 山小屋・テント場を運営されている方で山小屋・テント場にて施術させていただけるスペースを貸していただける方
 ② クライミング活動に帯同または活動後に院内で施術をさせていただける方(現地・院内)
 

 ③ 東海3県、滋賀県、奈良県、京都府にてトレイルランニングの活動をされている方でトレイルランニング後に施術をさせていただける方(現地・院内)
以上の方を探しております。